うどん

余計なことを言うな

金曜日

0時を回った頃の東京駅八重洲南口、寒いと言いながら行った真夜中のコンビニ、ホテルの自動チェックイン、早朝の星乃珈琲店、KITTE丸の内のスターバックス、ピエールマルコリーニのチョコレート、曇った眼鏡

三井住友銀行のATM、1番安い低脂肪乳、家までの帰り道、ぬいぐるみだらけのベッド

全部思い出になった

いい思い出で終わらせられたから悪くないのかも。ひどいことしなくてよかった。どうせほのぼのとした思い出にされる

 

振り返ってみると、約束にすらならない何となく口にした提案を覚えているのはいつもわたしだけだった気がする

 

泣くくらい好きだからって泣きそうに好かれるわけじゃない

自分の好意が相手に受け入れられると当たり前のように思ってる人ってなんなんだろう

あなたはわたしのことが好きでも、わたしは好きじゃない。わたしにも選ぶ権利がある

自分が好かれる側だと、好いてくる側に対してそう思ってたけど、わたしが誰かを好きになる立場になると好意の受け入れを強要しているのではないか?誰にでもわたしを拒否する権利があるよ……

 

家に遊びにいくことも来てもらうこともないんだろうな

一番最初に大泣きした時、強烈な印象を残したまま消えたかった。記憶を縛り続けることは難しい

 

 

おわり