うどん

余計なことを言うな

アフターオール

肯定的な言葉に弱い

たとえ、一回セックスしてみたいだけで口から出た言葉でも、わたしには深く突き刺さる

 

嘘でもその言葉をもっと早く聞くことができていたのならばこうはならなかったかもしれない

 

自己肯定感が低い。今になってどれだけかわいいと言われても完全に満たされることはない。太ってるとも、(遠回しに)ブスとも、化粧が下手ともそしてやっぱり太ってるとも言われた。消えないでずっと残ってる。痩せても、かわいいと(ごますりだとしても)頻繁に言われるようになってからも、気持ちはずっと昔のまま。太っていて、顔はかわいくなくて、化粧は下手。

 

意味がないとわかっていてもたらればを考える。もっとちゃんとした家に生まれていたら…父親と母親の仲が良かったら…姉があんなに強烈ではなかったら…お金持ちで、やりたいことに不自由しなかったら…父親が死ななかったら…母親が大学に進学していたら…わたしが美大に行けていたら…浪人しなかったら…第一志望に合格していたら…

(今も太ってるけど)‪もう少し前がとんでもなく太ってた。顔も全然かわいくなかった。かわいいも、優秀も、今はみんな言ってくれるよね。でも全然そんなことない。まだ完全じゃない。

勉強なんて全然出来ない。確率の計算どころか、算数すらろくに出来ない。

国語も英語もわからない。どうして大学に受かったのかわからない。

全然しっかりしてない。嫌なことを嫌って言えないし

他人なのに、わたしの夢を叶えてあげたいって言わないでよ。わたしは何もしてあげられないのに、そんなに優しくしないでよ。

お世辞でも、よく考えないで発した言葉でも、私は救われるし、感情がめちゃくちゃになる。もっと早くその言葉が欲しかったよ。もっと早く救われたかった。タイミングが異なれば、こうはなっていなかった?わたしを認めてくれて、たとえセックスができなくても優しくしてくれる人がいるのだと知りたかったよ

 

 

おわり