うどん

余計なことを言うな

自分より傷ついている人って、なんだかすごく魅力的じゃないですか?

 

大変な思いをしたことだって、れっきとした経験ですよね。そういうのを経た人って、独特の雰囲気があるとわたしは思ってます。そこらへんの人とは何かが違うんですよ。

わたしは大きな喪失を体験している人が好きなのかもしれません。

 

ずっと、自分のためにも、聞かされた人のためにも、誰かに打ち明けられないことがありました。

一連の出来事の中で、わたしは本当に嫌な思いをしたんですよ。今はもうほとんど考えることもないし、吹っ切れているようなところもあるけれど、当時は辛かったです。吐き出す場所もなかった。聞いてくれるはずの人が1人いたんですけど、マジで何の役にも立ちませんでした。結局人間は1人で生きていくしかないのね…。

 

少し前に、友達2人に打ち明けました。肝心の出来事が起こってから結構時間が経っていたけれど、2人ともわたしのことをすごく心配してくれました。これを言ったら嫌われてしまうかもしれないという思いがあったのですが、受け入れてくれたし、「悪くない」と言ってくれました。

 

わたしにとっての、最近の一番大きな喪失のひとつはこの件なんですけど、これに関してはあんまり雰囲気出て欲しくないです……

なんかもっとこう、いい感じのやつがいいです。いい感じのやつっていっても、何がどうとかはすぐには思いつかないけど。そもそも何かを失うことに“いい“ということはないのかもしれないです。

ただ、喪失という痛みを抱えていることに意味があると感じているのかもしれないです。それを克服していても、抱え続けていたとしても。どちらも簡単なことじゃない。

 

同じくらいでかい十字架背負った人好きになりたい。いないけど。笑。

 

 

おわり