うどん

余計なことを言うな

本当にセックスしたくない

たった一回セックスしただけで、ストレスがえげつない。

気を紛らわせたいのかわからないけど、基本的にずっと食べてる。この前まではほとんどお菓子を食べなかったのに。

やっちゃいけない人とやっちゃった事実があるし、そもそもわたしは全然したくなかったから最中泣いていたのだ。

やだとかだめって、痛いからとか、盛り上げるためだとかで嫌がる“フリ”してんじゃなくて、本当にやめてほしいから言ってんの。ばかやろう。クソが!いい歳こいてそんなこともわかんねーのか!

 

さらにダメなのことに、いま、綺麗でいるモチベない。どうせもう人前で裸にならないもん。好きなだけ太ればいいと思ってる。お金を払えば脂肪吸引だってできる。

だって食べるの我慢したって、もう誰もわたしのことを綺麗だとは言わないもん。言って欲しい人はもういないもん。

 

わたしに寄ってくるのはセックスのことしか考えられない、勃起した陰茎の擬人化みたいなやつばっかりで、うんざりする。 びっくりするくらいセックスの話ばっかりだ。わたしは嫌なのに。君たちみたいなのがいるから人とかかわるのが嫌になんの。わかってる?

 

青みがかったシャツの胸ポケットにはマルボロが入ってた。

悪いことしてるのに、普通の人みたいにちゃんとスーツを着ているのがムカつく。身体が細いのがムカつく。わたしが持ってないものを持ってるのがムカつく。倫理観とか、罪悪感とかはないくせに。

 

帰り道はいつもどうしようもない気持ちになる。わたしはもうあの時みたいにドキドキそわそわした気持ちを味わえないのかなとか、これからずっと誰かを好きのなることはないのかなとか。たぶん、好きになることは、時が経てば今度こそ大丈夫だと勘違いして、きっとあるんだろうけど、怖いのはわたしが好きで大事にしたいと思っている人は同じ気持ちではないことだ。

 

早く引越ししたい。前は浮かれた気分で通ってた道を1人でしょぼしょぼ帰るのを我慢できない。いろんなところに思い出が散らばっていて耐えられない。究極早くいなくなりたい。何も考えたくないんだもん!

 

 

おわり